急におすすめしたいマンガ

先日、読売新聞夕刊を読んでいるとオススメマンガの記事が載っていた。
(読売新聞夕刊には何故かマンガの推薦記事がちょくちょく載る)
そこで1つの作品に目がとまった。

夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)

夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)

このこうの史代という方は「ぴっぴら帳」というマンガも描いており、
私はこのほのぼのとしたのんきなマンガがとても気に入っているのです。
セキセイインコを飼っている女性のほのぼの4コママンガです)
ぴっぴら帳(ノート) (1) (ACTION COMICS)

ぴっぴら帳(ノート) (1) (ACTION COMICS)

ぴっぴら帳 (完結編) (Action comics)

ぴっぴら帳 (完結編) (Action comics)

という理由で目にとまった、「夕凪の街 桜の国」なのですが、
これは「ヒロシマ」がテーマのお話です。
第2次世界大戦の終戦から10年後のヒロシマです。
「ぴっぴら帳」とは全然違う内容の作品となっていると思われますが、
こうの史代さんの描く「ヒロシマ」を読んでみたくなり「ぴっぴら帳」の最新刊と
いっしょに注文してみました。
で、昨日届いたのですが手に取ると、とても薄い本です。(103頁)
早速読みました。一気に読みました。
今まで「ヒロシマ」を題材にした作品(マンガ・小説・映画全部)を目にする機会は
何度もあったと思いますが、少し(?)違うアプローチです。
ポイントはやっぱり「10年後」(夕凪の街は10年後、桜の国はもっと後)なんでしょうか。
なんとも言えない複雑な「何か」が胸に突き刺さります。
この薄い本が、とても大きく重く感じます。
正直な話、弱っている体にはダメージとも言えるほどの衝撃かもしれません。
しかし、この本は大事な一冊になりました。
おそらく、たびたび読み返す事になるでしょう。
そして、その度に移りゆく心境を反芻すると思います。
そんな一冊です。
文化庁メディア芸術祭大賞作品らしい。
とりあえず、次は一緒に購入した「ぴっぴら帳 完結編」を読もうと思います。(笑)
こっちは分厚い(225頁)んだよね。